The Wild Robot

Peter Brown著『The Wild Robot』『The Wild Robot Escapes』。この夏生徒さんから「面白いよ」と勧められた本です。この本だけでなく同じくPeter Brownさんの絵本もおうちから持ってきて見せてくれました。このお子さんの学校にこの本の著者本人が来て読み聞かせをしてくれたのだそうです。そんな機会があるなんて羨ましいですね。子どもから本をオススメされたのは初めて。嬉しくてもちろん読みました。本当にとても面白かった。素敵な本を教えてくれて有難う。私もいろいろな人に「この本面白い!」とオススメしています。また良い本を教えてね!!

8月の多読学会ではサム マーチ―先生の発表に一番感銘を受けました。子ども同士で音読を取り入れたご自身の授業スタイルを勉強させて頂き、早速、成城楓塾でもやるようにしてみました。以来毎回それぞれのお子さんに好きな本を一冊選んでもらい、簡単にあらすじを説明してもらってから音読をし合う時間を作るようにしています。これがとても良かったです。「後でみんなに読み聞かせしてね」と言うと、みんな俄然はりきってくれるのですよね。子どもって読み聞かせてもらうだけでなく、読み聞かせる事も大好きなのですね。それに自分と同じ子どもが読む本というのは、より一層耳が惹きつけられるようです。

始めてから気が付いたのですが、読み聞かせって個性が出ますね。

慎重に自分に合った本を選び粛々と読む子、いつも敢えて難しめの本を選んで勢いで読み通す子、選んだ本が興味ある内容過ぎて、読み聞かせているのを忘れて自分が読みふける子、すべてにバランスがとれている子、絶対に失敗しない簡単な本を選んでのびのび読む子・・・。本の選び方や音読の仕方は、そのお子さんそのものです。

それを友達同士で披露しあって、拍手で讃えあうというのがとても良いですよね。これからもこちらの声かけ等をよりカスタマイズしながら丁寧に続けていきたいと思っています。

ところで先日、中・高生(高2まで)を対象とした第7回脳科学オリンピック日本大会関東地区予選大会を観覧する機会がありました。上位入賞者は脳科学に関連する研究施設を見学したり、主催者である脳科学関連学会連合の学会に参加して最先端の研究に触れる機会を与えられ、優勝した人は日本代表としてThe International Brain Bee 2020に派遣されるそうです。(このBrain Beeというのは、Spelling Beeにちなんで名づけられたもので、日本ではBeeではわからないため、脳科学オリンピックと呼ばれているそうです。)脳科学レクチャーでの質問タイム、中高生たちの熱心なこと質問の鋭いこと・・・本当に頼もしく思いました。一昨年に優勝した人は中3だったそうです。脳科学は物質を研究して社会を知るという、理系の手法で文系の興味を研究する分野との事。成城楓塾の生徒さんの中にも興味ある人いそうですね。近い将来、是非チャレンジしてほしいな!!

※このブログの写真、文章の無断転載を禁じます。