成城楓塾では週に2回定期利用されているお子様には多読教材の貸し出しをしています。
「今日は〇〇ちゃんに何を持ち帰ってもらおうかなー」と子どもの顔を思い浮かべながら本を選ぶ時間がいつもとっても楽しみです。
貸し出しを始めたばかりの時期は、なるべく絵だけの本を毎回お貸しするようにしています。親御さんと挿絵を眺めながら「この子どうしてこんな顔をしてるんだろうねぇ」なんて想像力全開にして語り合ってくれてたら嬉しい。
読み聞かせしてもらう為の長過ぎなくて面白い本を何冊か・・・動物が好きな子だからこんなのも混ぜておこうかな。
StoryStreetのマジックエレベーターシリーズもウケがよいから入れてみよう。
こういうの読んでくれるのも低学年のうち。フォニックスが定着してきて自力で英単語が読むのが楽しくなってきてるからこういうのも入れとおこう。
この前ママがCynthia Rylantのお話が好きって言ってたからPOPPLETONも入れておこうかな・・・
と、貸し出す本は増えていくばかり。いやいや多過ぎたらいかん!ともう一度選び直したりして私達なりに厳選した本を持ち帰ってもらっています。
次回やってきた子どもに「この前貸した本どうだった?」と聞くのも楽しみです。
「POPPLETONが水ぶっかけたところ笑った」「あぁ~あそこね!」と語り合いながら、(これってもう立派なブックトーキング!)と心の中でニンマリしつつ(そういうところに興味があるのか・・・それじゃ今度は・・)と次に持たせる本の参考にしたりとか。
この前子どもが嬉しそうにこんな事を言っていました。
「赤ちゃんが寝たあと、お母さんが僕だけのご褒美に英語の絵本を読んでくれるんだ」
素敵ですねぇ~!!これぞ多読の理想と思いました。
特に子どもの多読は、安心、楽しい、嬉しい、面白い、ワクワク、といった快の感情をベースに進めてほしいと思っています。多読の時間=全肯定してもらえる子どものサンクチュアリであってほしいと願っています。
英語に限らず学習とは子どもの神経回路を発達させること。間違いを指摘されるかもと心配で萎縮している時と、親御さんの傍らで安心して思ったこと感じた事を好きに話して、それを全肯定してもらっている時間とでは、どちらが神経回路がノビノビと育つか、自明ですよね。
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