アクティブ・ラーニング

ここのところ階段の段差を利用して大がかりなピタゴラスイッチを作る遊びが大ブームでした。

上からビー玉を転がし、玉が飛び出してしまう箇所を何度も調整して作りあげていきました。汗びっしょりになって・・・その根気と集中力には脱帽です。

「今度はどうかな。いくよ!」

「あ、ちょっと待って・・・よし、いいよ!」

上から玉を転がす子達と下でスタンバイしている子達の息の合った連携プレイも見事なもの。

ただの工作用紙やいらなくなった紙の管でこんなに遊べるとは・・・すごいなぁと驚きながら見ていました。

ふと思ったのですが、これは今、教育現場で新しい試みとして導入されつつある能動的学習、「アクティブ・ラーニング」そのものですよね!

なぜならこの遊びの中に発見学習、問題解決学習、体験学習、調査学習、グループディスカッション、ディベート、グループワーク…といったアクティブラーニングの要素が全て含まれていたのです。

素晴らしい!

「アクティブ・ラーニング」と表現すると、どこかで習う何か特別なプログラムなようにも思えてしまいますが、実は子どもの日常の、そこここに在るものなのではないかなと思いました。

こうした遊びの中にはもちろん、毎日の勉強にだって。

幼少期にEQ=心の知能指数、SQ=社会的指数、PQ=身体的能力、MQ=道徳性知能、CQ=好奇心指数といった非認知能力を向上させる教育プログラムを受けた子は、基礎学力の達成度、高校卒業率、その後の月収、持ち家率等といった面でそうでない子にくらべて優れていたという一説もあるようです。

心して、これからも子どもたちの日常生活を大切にしていきたいと思っています。

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