不思議な生き物に夢中な子ども

ある日、「二つに切っても死なないで二匹になっちゃうプラナリアっていう不思議な生き物がいるのよ」と話すと、「えぇ~っ」と子ども達。いろいろ説明してあげると目を丸くして聞いています。それを見て本物を見せてあげたくなりました。

プラナリアは実は身近な水場にいる生き物です。早速子どもと一緒に成城みつ池近くで採ってきました!(この写真は八ケ岳ですが)水に浸かっている石をひっくり返すとくっついています。プラナリア13プラナリア12頭が三角でより目が可愛い本物のプラナリアを、子ども達は興味津々に観察していました。一週間絶食してもらってから(そうしないと切断した時自分の胃液で身体が溶けてしまうのです)切る実験をすることに。

プラナリア4

いよいよ実験当日。発泡スチロールに氷を張り、その上にスポイトで吸い上げたプラナリアを置いてカッターナイフで慎重にプラナリアを切り分けます。子ども達が器用なのでびっくりしました。プラナリア8切り分けた切片を水に戻します。直後から動いているのを観察しました。

プラナリア7ラベルをつけて観察開始。明るいところが苦手な生き物なので箱の中に入れそっとしておきます。プラナリア1「アッ動いてる・・・!」実験成功。2つに切ったものは二匹に、4つに切ったのは4匹になりました。プラナリア5

これは切る前から二つに分裂しそうなのを子どもが発見し、そのまま様子を見ていたものです。頭が二つになっていくのを観察していたのですが、今朝見たら胴体部分がちぎれていました。これからどうなっていくのでしょうか???プラナリア3

スケッチプラナリア16

楓塾に来るたびに虫眼鏡でプラナリアをのぞき込んでいる子ども達。観察はまだまだ続きます。プラナリア6